食べて”春”を感じよう
4月に入りましたね。
我が家の周りには、やっと春が来たよ!と言わんばかりに、
桜や菜の花がきれいに咲き誇っています。
コロナウイルスの影響で、日常生活が送りにくい日々が続いていますが、
そういった外の景色を目にすると、自然は変わりなく動いているのだなと、
ふと我に返ることがあります。
冒頭にも出てきた“菜の花”ですが、
見るのはもちろん、食材としても栄養価の高い春野菜の代表格です。
かわいらしい黄色い花のイメージとは違い、ほろ苦い少し大人の味。
日本に昔から伝わる食養生の教えの中で
「春の皿には苦みを盛れ」という言葉があります。
春野菜って、山菜や筍など苦みを感じる食材が多いですよね。
その苦み成分には、冬の間に体内に溜まった不要なものを排泄させる力があります。
食べることで、代謝が活発になり
身体が冬から春へと切り替えられていくのです!
でも苦み成分が苦手だな…という方、
茹でる時に、塩にプラスして”お酒と辛子”を少し加えてみてください。
苦みが抑えられ、子供でも食べやすくなります。
我が家でも子供が菜の花のおひたしを食べている横で、
「これ、あの土手にたくさん咲いてる黄色い花なんやで」と伝えると、
「えっ!あれ食べれるん?!」とビックリしていました。
まさに身体で春を感じてくれたようです。
当社が給食を提供させていただいている幼稚園でも、
4月の献立に
「菜の花とコーンのソテー」「菜の花のペペロンチーノ」
と、食べやすい菜の花メニューを取り入れています。
初めて口にする子も多いかもしれませんが、
チャレンジして美味しく食べてもらえたらいいなと思っています。