花粉症の人は要注意!な食物アレルギー
少しずつ寒さが緩み、昼間の日差しが心地よい季節となってきましたね。
春の訪れと共に、毎年花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
そんな私も数年前に花粉症を発症し、年々症状はひどくなり、
今の時期はテッシュが相棒のような生活を送っています…
さて、花粉症と関連して最近増えてきている”食物アレルギー”があることをご存じですか?
「口腔アレルギー症候群」と呼ばれるもので、花粉症を引き金にアレルギー体質となり、花粉とよく似たアレルゲンをもつ野菜や果物を食べると症状が現れるのが特徴です。
「口腔アレルギー症候群」とはどんな病気?
症状としては、原因となる野菜や果物を食べた約15分以内に、唇や口の中イガイガ感・かゆみ・腫れなどが現れます。
花粉症を発症してから、数年後に症状が出るケースが多く、
ハンノキ、シラカバ花粉症の方の罹患率は最も高く約40%、スギ花粉症の方は約10%といわれています。
対策としては、原因となる食べ物の摂取を控えることが基本です。
しかし、口腔アレルギー症候群の原因となる野菜や果物のアレルゲンは、熱に弱く、多くの場合加熱すれば食べることができます。
生のりんごでは症状が出る方も、アップルパイやジャム、ジュースなどの加工品は大丈夫ということが多いです。
今まで食物アレルギーなんて無縁だと思っていても、ある日突然発症するケースもあります。
生の野菜や果物を食べて「あれ?なんか違和感があるな…」と思うケースが続いた場合は、
医療機関での受診をおすすめします。